2010年 07月 21日
古民家再生 南山城村より②
南山城村より お便りします。
こんにちは、井垣です。
梅雨も明けました、高嶋様宅も早速屋根の工事にかかりました。
瓦をめくり、土を下して、その下には杉の皮が敷き詰めてありましたのでそれもめくって野地板(のじいた)を残した状態になりました。
杉の皮は今で言うルーフィング(屋根用の防水シート)の役割をしていたんだろうと思われます。断熱の効果も少しはあったかもしれません。
昔の野地板は杉の木の皮の部分を残した板を隙間を空けて打ってありました。
材木が少なく済むから・・・じゃなくて土とかわらの重みで杉の皮が隙間にめり込んで屋根瓦がずれてこない様にしてあるんです、それ以外にも通気をよくして蒸れない効果もあるようです。
“瓦を取るとバラックみたいやね”って奥さんが言われてましたが。
これは先人の知恵なんですね。
今回は、今の野地板を残してこの上に構造用合板を貼りルーフィングシートを敷き、土をのせずに木の桟を打って瓦を桟に引掛けて止める工法を行います。下から見ると野地板の間隔が良く分かりますよね
こんにちは、井垣です。
梅雨も明けました、高嶋様宅も早速屋根の工事にかかりました。
瓦をめくり、土を下して、その下には杉の皮が敷き詰めてありましたのでそれもめくって野地板(のじいた)を残した状態になりました。
杉の皮は今で言うルーフィング(屋根用の防水シート)の役割をしていたんだろうと思われます。断熱の効果も少しはあったかもしれません。
昔の野地板は杉の木の皮の部分を残した板を隙間を空けて打ってありました。
材木が少なく済むから・・・じゃなくて土とかわらの重みで杉の皮が隙間にめり込んで屋根瓦がずれてこない様にしてあるんです、それ以外にも通気をよくして蒸れない効果もあるようです。
“瓦を取るとバラックみたいやね”って奥さんが言われてましたが。
これは先人の知恵なんですね。
今回は、今の野地板を残してこの上に構造用合板を貼りルーフィングシートを敷き、土をのせずに木の桟を打って瓦を桟に引掛けて止める工法を行います。下から見ると野地板の間隔が良く分かりますよね
by kimurakomuten
| 2010-07-21 16:00
| 注文住宅 建築中の家